災害時外国人サポーター養成講座を開催しました!
- 公開日:2023年01月27日
山口県国際交流協会は平成29(2017)年に山口県と「山口県災害時多言語支援センターの設置・運営に関する協定」を締結しており、大規模災害時には県からの要請により、外国人被災者等に対して、多言語による情報提供や相談対応を行う予定です。
災害時多言語支援センターの運営にご協力をいただく支援者の養成を目的として、1月21日(土)に萩・明倫学舎において「災害時外国人サポーター養成講座」(主催:山口県・山口県国際交流協会、共催:萩市)を開催し、26名の方にご参加いただきました。
講師は(一財)熊本市国際交流振興事業団 事務局長の勝谷知美さんです。はじめに「災害時の外国人支援~熊本地震の事例から~」と題し、平成28(2016)年4月に発生した熊本地震における外国人被災者への対応や、災害多言語支援センターの活動の様子について、ご講演をいただきました。災害時に外国人が抱える課題として、①言葉の壁があること、②背景知識の不足、③ニーズが多様であることなど、熊本地震からの学びについてたくさんご共有いただきました。
後半は「災害時の外国人支援こんなときどうする?」をテーマにグループワークを行いました。サポーターや市役所職員の立場になって、避難所で外国人被災者にどのように対応するかについてYESかNOで回答し、その回答を選んだ理由について各グループで話し合いました。講座の最後には外国人への情報伝達に有効な「やさしい日本語」について学び、災害関連の単語や文章を「やさしい日本語」に変換する練習をしました。
受講者の方からは、「日常からやさしい日本語を意識しようと思った」「地域の外国人と交流をして、お互い落ち着いてコミュニケーションができるよう、また正しい情報を伝えられるようにしていきたい」「災害は日常生活の延長という言葉が印象に残った」等の感想をお寄せいただきました。
今後も当協会では、県内各地で「災害時外国人サポーター養成講座」を開催予定です。山口県国際交流協会の災害時の外国人支援に関する取組については、ホームページをご覧ください。
https://yiea.or.jp/support/disaster_prevention/