多文化共生国際カフェ(タブカフェ)ガーナ「チョコだけじゃない!ガーナの魅力アレコレ」を実施しました!
- 公開日:2017年12月01日
11月25日(土)に山口県国際交流協会でタブカフェ(ガーナ)「チョコだけじゃない!ガーナの魅力アレコレ」を開催し、16名の方にご参加いただきました。講師は防府市役所の職員で、青年海外協力隊(職種:行政サービス)として、平成27年7月から1年9か月間ガーナに派遣されていた大庭健太郎さんです。
当日は参加者の皆さんにガーナ産カカオ100パーセントのココアを召し上がっていただきながら、大庭さんにガーナの風景、食、文化、音楽、社会、ガーナの人々、観光地、協力隊の活動をテーマに幅広くご講演いただきました。ヤギやロバなどを道路で当たり前に見かけることや、水道水が飲めないので水を買ってきて運ぶのが大変だということ、電力の供給が追い付かず、計画停電も普通にあるというお話、また、ガーナで最近流行している歌手などもご紹介いただきました。また、選挙では日本のように投票用紙に候補者や政党の名前を書くのではなく候補者の写真と政党のシンボルのイラストが書かれている欄の横に拇印を押すことや、三輪のバイクを改造した救急車が一般的ということなど、日本と異なる点についても教えていただきました。
ガーナの人は、何かあると「スモール スモール(small small)」と、ぼちぼちやっていきましょう、ちょっとずつでいいよというニュアンスの言葉を使うそうです。ガーナ人のゆるやかさを象徴したような言葉だと大庭さんがご紹介してくださいました。
大庭さんはガーナで山のように積みあがっていた紙の書類をすべてデータ化して検索できるようになった際に青年海外協力隊としてのやりがいを感じたそうです。
最後にガーナと日本との関わりとして、黄熱病を患ってガーナで亡くなった野口英世の記念庭園があることなどについてもお話いただきました。
講演では大庭さんがガーナの人々の生活をよく観察して、現地の人々ととても温かく交流されていた様子がとても印象的でした。素敵なお話をありがとうございました。青年海外協力隊やシニア海外ボランティアの活動のある方は、山口県JICAデスクまでお気軽にご相談ください(山口県国際交流協会内にデスクがあります)。
タブカフェは年に数回県内各地で開催していますが、今年度最後のタブカフェとして12月16日(土
)に山口県国際交流協会でタブカフェ(イタリア)を開催します。まだ定員まで少しだけ空きがございますので、ぜひお早めにお申込みください。当日はイタリアのクリスマスのお菓子を用意してお待ちしています!