「ヒマラヤ山脈の小国で出会った優しい人々と小さな幸せ」を実施しました!
- 公開日:2016年05月18日
5月14日(土)に今年度第1回目の開催となる多文化共生国際カフェ(タブカフェ)ブータン「ヒマラヤ山脈の小国で出会った優しい人々と小さな幸せ」を開催し、19名の方にご参加いただきました。
今回の講師はシニア海外ボランティア(職種:電気通信)として、ブータン唯一の国際空港の管制室で2年間活動をされていた月岡浩二さんです。当日は奥様の美栄子さんにもご協力いただきました。
講座では、ブータンの概要、シニア海外ボランティアの活動の様子、第4代国王・現在の第5代国王のこと、国語のゾンカ語以外は英語で授業を受けること、民族衣装の着用が義務づけられていること、ブータンの国際空港は山の中にあることから世界でも最も離着陸が難しい空港であること、「幸せの国」として有名なブータンのGNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)では国の最大の強みは国民一人ひとりのアイデンティティーであるというお話、生活の中にチベット仏教の考えが根付いていることなどをご紹介いただきました。
また、月岡さんご夫妻がブータンにいた際に活動していた低体温症の赤ちゃんを救うためにニットの帽子を贈る「ツェゴプロジェクト」では、県内のロータリークラブから20キロの毛糸のプレゼントがあったことなど、現地の風景や生活がよく分かる写真やビデオを沢山見せていただきながらお話いただきました。月岡さんがブータンはおだやかな笑顔の人々に癒されに行くところだとおっしゃっていたのが印象的でした。
休憩の時間には、月岡さんからブータンのミルクティーとザウというお米のお菓子を参加者の皆さんにご提供いただきました。
参加者の皆さんからは、「幸せを感じる尺度のお話が印象的だった」「写真やビデオで現地の様子がよく分かった」「ブータンに行ってみたくなった」等のご感想をいただきました。
次回のタブカフェは平成28年5月28日(土)に萩市国際交流員のオティリアーさんを講師に、英国の文化について学ぶタブカフェを萩市で開催します。当日は英国のお茶とお菓子もご用意しますので、ぜひご参加ください。