中国文化講座『中国の悠久の文化に触れよう!~斉魯文化~』が始まりました♪
- 公開日:2016年12月27日
中国文化講座『中国の悠久の文化に触れよう!~斉魯文化~』が始まりました!
12月17日(土)に外国文化講座『中国の悠久の文化に触れよう!~斉魯文化~』第1回目を実施しました!
本講座は、中国出身の県国際交流員郭映雪さんを講師にお招きして、山東省にゆかりのある斉魯文化について紐解いていく全3回の講座です。
紀元前1000年代から存在した斉と魯の国(諸侯・現在の山東省を中心としたエリア)で発展し、現代まで引き継がれている「斉魯文化」について紹介がありました。そこには悠久の歴史と豊かな自然によって育まれた「一山、一水、一聖人」という言葉があります。一山は、天下で一番の山と言われ中国初のユネスコ世界自然遺産・文化遺産であり、全ての皇帝達も登ったとされる泰山、済南の泉を表す一水、孔子を表す一聖人について説明があり、観光地としても非常に人気のあるようです。特に、孔子の思想や歴史が色濃く残っている文化であることが分かり、逸話なども知ることができました。
また、山東省と山口県は1982年に友好締結を結び、済南市には山口県が寄贈した日本庭園「防長亭」があり、その中に錦帯橋があること、また、山口市の維新公園には山東省が寄贈した「孔子杏壇講学像」があり、孔子が5人の弟子に教えを説く様子が再現されている場所があることなど、山口県との繋がりに驚いている参加者の方もいらっしゃいました。
旅行で役立つ中国語やお土産、工芸品についても理解を深める時間となりました。
次回の講座は、2017年1月14日(土)に「斉魯文化と山東博物館」をテーマに、中国での博物館
のあり方や教育普及について、芸術を介した日本との交流などを学びます。