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活動報告

令和6年度災害時外国人サポーター養成講座を実施しました!

  • 公開日:2025年02月08日

2月1日(土)に、柳井市文化福祉会館で、(公財)佐賀県国際交流協会・企画交流課長の矢冨明徳さんを講師にお招きし、「令和6年度災害時外国人サポーター養成講座」(主催:山口県・山口県国際交流協会/共催:柳井市)を実施しました。この講座は、災害時の外国人支援に必要な知識や心構えを学ぶことを目的に実施し、県内各地から32名の方にご参加いただきました。

前半の講演では、災害時に外国人が直面する課題や必要な配慮、また熊本地震や佐賀県で発生した豪雨災害などで外国人支援に従事されてきた講師のご経験をお話しいただきました。そして、災害時に不安を抱えている外国人に、まずは声をかけることが大切ということで、やさしい日本語によるコミュニケーションについても教えていただきました。

後半では、避難している外国人に困りごとがないかなどを聞き取る「避難所巡回訓練」を体験しました。参加者は、外国語を話したり、翻訳アプリを使ったりしながら、避難者役の外国人に、体の調子が悪いところはないかや、心配なこと・分からないことがないかなどを質問し、掲示を見ながら必要な情報を伝えたり、相談センターを案内したりしました。避難者役として協力していただいた外国人9名からは、「一生懸命に問題を解決しようとしてくれる姿勢に安心した」「中国語で話したが、翻訳アプリでもきちんとコミュニケーションがとれた」「身振り手振りも有効である」などのコメントをいただきました。また、訓練後の振り返りでは、参加者から、「外国語が話せなくても、気持ちで安心を届けることが大切」「日本語があまり分からない外国人とも、様々なツールを使ってコミュニケーションがとれた」「一方的な聞き取りにならないように注意が必要」「外国人に安心を届けるためには笑顔と落ち着きが大事だと思う」などの気付きが得られました。

参加者からは、「外国の方にも、皆と同じように声をかけることが大事だと思いました」「被災時という非日常の中でのコミュニケーションの難しさを感じ、改めて平時からの心構えが必要だと思いました」「実際に体験したことで気付かされることが多かった」「国籍を問わず、普段からの人との関わりを一市民として大切にしていきたいです」などの感想をいただきました。

講師の矢冨さん、ご協力いただいた外国人の皆さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!


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