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活動報告

令和6年度「外国につながる子どもの日本語学習支援講座」(オンライン)を開催しました!

  • 公開日:2024年11月07日

10月19日(土)・112日(土)にオンライン(Zoom)で「外国につながる子どもの日本語学習支援講座」を開催し、33名の方にご参加いただきました。講座の講師は、一橋大学 国際教育交流センターの志村ゆかり先生です。

1019日:中学生の数学・国語の学習支援を考える-子どもたちの思考を覗いてみよう-

はじめに、山口県国際交流協会等の取組(やまぐち外国人総合相談センターでの相談対応、通訳・翻訳サポーターの紹介、県内の日本語教室の情報等)について、事務局からご紹介しました。

第1回の講座では、最初に「生活言語」と「学習言語」の違いについて学び、子どもたちが文章題などを解く時の思考について例を見ながら考えました。グループワークでは、算数の問題の文章をどのようにやさしく解説するかということについて考えました。

112日:中学生の日本語支援を考える-ことばと認知の発達という観点から発想しよう-

2回の講座では、成人の日本語指導と子どもの日本語指導の違いや、子どもの日本語指導のポイントについて学びました。グループワークでは、「~ている」の文型を定着させるための楽しい活動についてアイデアを出しました。

受講者の方からは、「年齢と認知発達を考えながら指導することについて、あらためて理解できた」「土台(基礎力)を作るために、子どもに寄り添い、子どもが持つ力を信じることの大切さを学んだ」「色々な場所で、子どもたちの支援をされておられる方のお話を伺うことができて励みになった」等のご感想をお寄せいただきました。

子どもの推測する力を信じて考える力を育てることや、子どもの認知や言語の発達を踏まえながら忍耐強く寄り添ってサポートすることなど、志村先生からは子どもの日本語学習支援に携わる際に大切な視点をたくさんご教示いただきました。

豊富なご経験に基づいて分かりやすいご講義をいただいた志村先生、県内各地から熱心にご受講いただいた皆さま、ありがとうございました。

 


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