令和3年度地域日本語教育推進事業「日本語ボランティア入門講座(光市)」を開催しました。
- 公開日:2022年03月31日
令和3年度最後の講座は「日本語ボランティア入門講座(光市)」【第3回】でした。
この講座は、11月に【第1回】【第2回】を開催したのち、「外国人住民のための日本語教室(光市)」を挟んで、3月26日に開催しました。全3回の入門講座には、外国人住民に対する日本語学習支援に関心がある光市の日本人市民16名の方にご参加いただきました。
まず、【第1回】【第2回】では、文化庁の地域日本語教育アドバイザーでもある(公財)ひろしま国際センターの犬飼康弘氏に講師をお願いし、外国人市民と日本人市民とのつながりを深める場の必要性や役割などについて、広島県内での事例も紹介しながら参加者に自ら考えてもらう内容で大変好評でした。参加者の中には光市に約460人の外国人市民がいることをご存じなかった方が多く、【第2回】で外国人ゲストの方5名に参加してもらって外国人市民の生の声を聞く機会を設けたこともあり、日本語でつながる場の必要性を強く感じられたようでした。
【第3回】では、日本語教室の授業を担当された講師の方に授業活動のねらい等も説明していただき、参加者それぞれが実践した教室での学習支援について振り返ってもらいました。そして、光市が外国人市民にとってもより住みやすい市になるために自分たちに何ができるかについてグループで考えてもらったのち、ホワイトボードシートに書き出して全員で共有しました。実施後のアンケートでは、「やさしい日本語での実践の場を作りたい」や「もっと気楽に、相手のことを知りたい気持ちで臨めばよいと思った」「今後も教室に参加したい」等の感想が寄せられました。
光市では、令和4年度には日本語交流サロンを数回開かれるほか、やさしい日本語セミナーも開催する予定だとのことです。
当協会では、令和4年度も引き続き「地域日本語教育推進事業」に取り組み、講座等も開催いたしますので、日本語学習支援や多文化共生に関心のある方は是非ご参加ください。