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活動報告

令和3年度災害時外国人サポーター養成講座(オンライン)を実施しました!

  • 公開日:2021年12月25日

1218日(土)に、山口県と共催で「災害時外国人サポーター養成講座(オンライン)」を開催し、県内各地から28名の方にご参加いただきました。 

講師は、(公財)仙台観光国際協会 国際化事業部  部長  須藤  伸子 さんです。前半は、東日本大震災において災害多言語支援センターを運営されたご経験から、「災害時の外国人支援~東日本大震災の経験から~」と題してご講演をいただきました。多言語による情報発信の仕方や相談対応、避難所巡回等についてお話いただき、平常時にできないことは災害時にもできないことや、日頃から地域で繋がりを持っておくことの大切さを学びました。

後半は、(公財)仙台観光国際協会[旧:(公財)仙台国際交流協会]が作成した「多文化防災ワークショップ」を体験しました。このワークショップは、東日本大震災において、情報が得られずに不安を感じる外国人被災者がいたことや、言葉や文化の異なる外国人被災者の対応に苦慮したという避難所運営者の声が聞かれたことなどから、避難所の中で起こる「日本人」と「外国人」の間の問題をテーマとして教材を作られたそうです。ワークショップのシナリオを読み、グループに分かれて、シナリオのようなケースについてどう思うか、このようなトラブルを防ぐために災害時外国人サポーターとしてどのようなことができるかについて話し合いました。

須藤講師からは、日頃から外国人住民と「顔の見える」関係を作っておくこと、デマや誤った情報については丁寧に対応して正しい情報を発信していくことなど、東日本大震災での実際の事例も交えながら、アドバイスをいただきました。

参加者の方からは、「外国人も地域住民と偏見無く、コミュニケーションをとることの重要さが分かった」「日常で外国人と日本人が交流出来たら、災害時などにお互いに支援できるのではないかと思う」「災害時なかなか目の届きにくい外国人に対して、どのような支援や対応が必要なのかをあらゆる視点から考えることができ、実際に自分も助けにまわるサポーターになりたいと思った」等のご感想をいただきました。

今年度はコロナ禍のため、昨年度に引き続きオンラインでの開催となりましたが、また対面で「災害時多言語支援センター」の設置・運営訓練なども実施できればと思います。

当協会の災害時の外国人支援に係る取組については、ホームページ(防災)をご覧ください。

講師の須藤さま、ご参加いただいた受講者の皆さま、ありがとうございました!


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