1. トップページ
  2. 活動報告
  3. 令和3年度地域日本語教育推進事業(県委託事業)「外国にルーツを持つ子どもの日本語支援講座②」を実施しました!

活動報告

令和3年度地域日本語教育推進事業(県委託事業)「外国にルーツを持つ子どもの日本語支援講座②」を実施しました!

  • 公開日:2021年08月21日

87日(土)に「外国にルーツを持つ子どもの日本語支援講座②」をオンラインで開催し、56名の方にご参加いただきました。講師は梅光学院大学 非常勤講師・にほんご多文化ひろば コーディネーターの當房詠子さんです。

2回目は「子どもの日本語指導を始める際の留意点と知っておきたい使える教材」をテーマに学びました。

前半は県内の子どもの日本語支援の状況や、子どもを多角的に把握すること(来日年齢・滞日期間・背景の言語文化・学力・日本語力など)の大切さについてお話がありました。

後半は「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA」や日本語教材について学びました。講師が実施したDLAの録音を聞き、学習者の語彙力を分析してみましたが、実際にDLAを体験することで、今後の活用のハードルが下がったと好評でした。また、當房講師が使用している日本語教材や指導の例についてもたくさんご紹介いただきました。

受講者の皆さんからのご感想の一部をご紹介します。

・母語のみの支援では日本語が身につかないという話は、その通りだと思った。幼少期に来日しておしゃべりはできるけれど、教科学習が身につきにくいということを実際の指導の中で感じている。

・DLAによって評価し、指導法を考えるという点が参考になった。

・周りの人の関わりで、外国にルーツを持つ子どもの将来が大きく変わるのだなと思った。

・学校文化の語彙が保護者にもわかりにくいことが印象に残った。

・教科書の内容を視野に入れた支援内容が参考になった。

・多くの支援者が一緒になって持続可能な支援ができるようになってほしい。

今年度は全2回の講座を開催し、過去最多の66名の方にご参加いただきました。山口県でも日本語指導が必要な外国にルーツを持つ子どもが増加しており、当協会では今後も引き続き子どもの支援に関する講座を開催してまいります。

山口県国際交流協会のホームページでは「子どもの支援」に役立つリンクを掲載していますので、ぜひご活用ください。

また、文部科学省のホームページに「外国人児童生徒等教育に関する研修用動画」が掲載されていますので、ご関心のある方はご覧ください。(1動画あたり20分程度)


一覧に戻る