令和3年度地域日本語教育推進事業(県委託事業)「行政職員のためのやさしい日本語講座(オンライン)」を開催しました!
- 公開日:2021年08月11日
7月14日(水)に市町の行政職員の方を対象に、外国人に伝わりやすい「やさしい日本語」について学ぶ講座をオンラインで開催し、24名の方にご参加いただきました。県・協会主催による行政職員を対象とした「やさしい日本語」に関する研修は初開催です。
講師はNPO法人多文化共生リソースセンター東海 代表理事の土井佳彦さんです。県内の外国人住民の状況、文章や単語を「やさしい日本語」にする際のポイント、外国人の方に情報発信する際の注意点、他県の取組や役に立つツールなどについて、具体的な例を挙げながら、分かりやすくご教示いただきました。
講座に参加してくださった方の感想の一部をご紹介します。
・やさしい日本語への変換は、一律ではなく、伝えたい対象に合わせることが大事だと感じた。
・日本に長く暮らしていても、やさしい日本語だけでは難しい場合もあり、やさしい日本語と多言語化の両方を使い分ける必要がある点が参考になった。
・実際に使って慣れることが大切だと思った。
・外国人の方に話しかけるハードルが下がったことが嬉しい。
・もっと多くの職員に受講して欲しい。
昨年度、山口県に住む外国人の方を対象に実施した「日本語学習に関するアンケート」において、外国人の方が生活で困る場面として、一番多く回答があったのが「役所の手続き」でした。今回の講座を通して、県内の行政機関において、より一層「やさしい日本語」の活用が図られることを期待しています。