令和3年度「地域日本語教育推進事業」(県委託事業)「地域日本語学習支援者情報交換会(オンライン)」を開催しました!
- 公開日:2021年06月09日
当協会では今年度も山口県から委託を受けて「地域日本語推進事業」に取り組んでおり、各地域で活動しておられる学習支援者同士の交流や情報交換の機会をとっていきたいと考えています。
6月5日(土)には、広島県呉市で長年、日本語ボランティアグループ「ひまわり21」の運営をされている伊藤美智代さんを講師兼ファシリテーターにお迎えし、地域日本語学習支援者情報交換会を開催しました。
参加者は、県内で学習支援活動をされている方やこれから活動をしてみたいと考えている方、さらには日本語教育に関心をもっている大学生の方など、県内幅広い地域から27名の方にご参加いただきました。
講師の伊藤さんのお話は「どんな教室・町・社会にしたいですか」という問いかけに始まり、「ひまわり21」の活動を映像や事例を交えて紹介しながら、「無理なくできることを心をこめて楽しむこと」「少数精鋭より多数協力」「多様な人たちと連携して協働すること」など、外国人住民と日本人住民のひとりひとりが“幸せ”を感じることができる地域づくりについて考える貴重な機会になりました。
アンケート回答では「地域日本語教室の位置づけが「日本語を教える場所」ということだけではなく、地域とのつながりの場所であるということが参考になった」や「地域日本語教育を進めていくには、誰でも気軽にボランティアに参加できる教室にすること、学習者、ボランティア双方が楽しいと感じる教室づくりが大事だということを再認識した」というご感想もいただきました。
今後も皆さんのご意見やご提案を参考にしながら、“山口県が外国の方にとっても住みやすくなるため”にどうすればいいのかを考えていきたいと思います。