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活動報告

令和3年度地域日本語教育推進事業(県委託事業)「やさしい日本語講座(オンライン)」を開催しました!

  • 公開日:2021年06月05日

当協会は県から委託を受け、県内の外国人住民が生活に必要な日本語を学ぶことができる環境の整備に取り組んでいます。その一環として、外国人に伝わりやすい「やさしい日本語」についてオンラインで学ぶ講座を5月29日(土)に開催し、県内各地から33名の方にご参加いただきました。

 講師は広島県福山市で外国人住民のサポートや日本語教室の運営を行っている びんご日本語多言語サポートセンター「びるど」・NGOふくやま日本語教室「ともだちひろば」 代表の宮野宏子さんです。

はじめに、日本における外国人の受入れに関連する法案や制度の変遷、日本や山口県の外国人住民数についての説明がありました。1990年代におけるニューカマーの増加や技能実習制度の導入、20194月から開始された「特定技能」の在留資格など、私たちの生活や経済に外国人住民の増加が密接に関わっていることを学びました。

講座では、日本語の特徴(語順・相手によって話し方が変わる・数詞・カタカナ語・ハイコンテクスト文化・婉曲表現等)の説明や、外国人住民と接する際のケーススタディなどを交えながら、相手の日本語のレベルに合わせて自分の言葉をコントロールできるようになったら良いと講師からアドバイスをいただきました。

自分が使っている言葉への気づきや相手を思いやる気持ちが「やさしい日本語」への近道かもしれない、「やさしい日本語」をツールとして使うことで外国人住民がこの街に受け入れられていると感じられるようになれば、と講師が最後にお話されていたことが印象的でした。

講座のアンケートでは、「言葉以前に外国人の方と接する姿勢が大切だということが印象に残った」、「自治会長や民生委員など地域関係者にもやさしい日本語を知ってもらう働きかけがあるといい」、「相手をまず知ろう、自分の発している言葉を意識しようということが印象に残った」等のご感想をいただきました。

今年度も当協会は「やさしい日本語」の普及啓発に努めてまいります。ホームページでは「多文化共生・やさしい日本語」についてのページもありますので、以下のURLからぜひ一度ご覧ください。

◆山口県国際交流協会ホームページ【多文化共生・やさしい日本語】

https://yiea.or.jp/support/symbiosis/

 


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