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活動報告

災害時外国人サポーター養成講座①を実施しました!

  • 公開日:2021年02月20日

1月23日(土)に災害時外国人サポーター養成講座①を開催しました。今年度はコロナ禍ということもあり、本講座については初めてオンラインで開催しました。当日は県内外から、45名の方にご参加いただきました。

 第1回目の講師は一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事の田村太郎さんです。「災害時における外国人対応と地域防災のこれから〜コロナ禍における配慮事項もふまえて〜」と題し、ご講演をいただきました。

 感染対策における異文化対応や文化のちがい(宗教上アルコール消毒をすることを好まない人がいる、マスク着用の習慣、ハグの文化)、ストック情報(災害に対する知識、避難所の場所を知らない、避難所のルールの理解)とフロー情報の課題(災害時特有の日本語が難しい、文章を直訳しても意味が伝わりにくい)、過去の災害における外国人対応の事例、既存のアプリやツールの活用、支援の担い手としての外国人への期待等についてお話がありました。また、災害時には外国人に情報を届けるだけではなく、双方向のコミュニケーションを図って「安心」を届けることが大切だとご教示いただきました。

 講座の後半は講師のご講演の感想や質問について、グループに分かれて話し合いました。どのグループも熱心に議論が進んでいました。

 参加者の方からは、「情報だけではなく安心を届けるという点が印象に残った」「3密を避けるための新しい避難様式の話が参考になった」「外国人の方の文化に配慮することが大切だと感じた」「外国人の方を交えて防災訓練をしてみたい」「外国の宗教や文化について学びたい」等のご感想をお寄せいただきました。

 第1回目の講座では、県内の大学に在籍する留学生の方にも多くご参加いただき、日本人と外国人が共に地域で支え合える関係性の大切さを改めて実感できる機会となりました。

 


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