令和２年度地域日本語教育推進事業「外国人住民のための日本語教室（美祢市）」を開催しました♬
- 公開日：2020年12月26日
令和２年度地域日本語教育推進事業（山口県委託事業）・文化庁「地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」を活用した「外国人住民のための日本語教室（美祢市）」を、美祢市と共催で10月から12月まで全５回開催しました。
日本語指導は近隣市在住の日本語講師３名にお願いし、美祢市内の事業所に勤めているベトナム人技能実習生４名が受講、日本人見学者８名の方にお手伝いいただきました。
日本での生活に必要な「人と付き合う（自己紹介をして地域の人と親しくなる）」「安全を守る（事故や災害に備える）」「健康を保つ（病院で治療を受ける、薬を買う）」「地域のルールを守る（ごみの出し方等）」「生活のために必要な情報を得る」の５つの学習テーマで、日本人見学者の方と対話をしながら、その場面で必要な日本語表現を学びました。
どの回も担当講師の方が、ワークやロールプレイなど、実際の場面に即した日本語学習を計画してくださり、楽しく学ぶことができました。
最終回は、年末年始の過ごし方について話しました。日本で２度目のお正月になる実習生たちですが、今回はステイホームになり、「アパートの掃除をしようと思う」「お餅をつこうと思う」と話していました。日本人の方もベトナムのお正月について尋ねておられ、文化交流も進みました。
日本人の方からは「日本の文化を伝えるとともに、ベトナムの文化も学ぶことができた」「技能実習で来られている方々と地域との接点の少なさに気づいた」「外国の方に指導者になっていただき、その国の事を日本人が学ぶ機会もあれば良いと思う」といった感想をいただきました。
山口県国際交流協会では今後も外国人住民が日本語学習できる機会の拡充や日本人住民との交流機会の充実に取り組んで参ります。
