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活動報告

オンライン外国文化講座を開催しました!

  • 公開日:2020年08月18日

7月にスタートしたオンライン「外国文化講座」が、88日(土)に最終回を迎えました。

711日 第1回目 ティナ サトウ 氏(米国)】
Black Lives Matter」について、アメリカ人のティナさんの視点からお話をしていただきました。今アメリカで何が起こっているのか、またそのことが起こっている背景を、動画を交えながら学びました。日本に住む私たちが、そのことを対岸の火事として見過ごすのではなく、自分事として捉えていく必要性を感じた講座でした。最後に、「I understand that I will never understand. However, I stand.(私にはあなたの経験や気持ちが一生理解できないとは分かっているけれど、一緒に立ち上がる。)」という言葉を紹介していただきました。

718日 第2回目 韓国 イ スンファ 氏(韓国)】
韓国の世代間ギャップについて、お話をしていただきました。韓国には「コンデ」という言葉があり、90年代には父親や教師など目上の人に対して使われていたものが、最近では、自分の考え方を押しつける権威的な上司や年長者に対して使われるようになったそうです。上の世代に対して「コンデ」と言っていた20代~30代の若者が、今度は10代~20代の新しい世代にとっての「コンデ」になっているのではないか、というスンファさんの一言に、ハッとさせられました。

8月1日 第3回目 バレンティーナ ボトホエバ 氏(ロシア)】
ロシアの踊りと音楽について、お話をしていただきました。ロシアには、180以上の民族があり、言語の数も150以上あるそうです。ロシアと聞くと、多くの日本人が思い浮かべるであろう「コサックダンス」も動画で楽しむことができ、思い描いていたよりも遙かにアクロバティックな踊りであることを知りました。また、日本人にも馴染みが深い「百万本のバラ」という曲が、実は旧ソ連時代のロシア人歌手の持ち歌であったことも初めて知り、ロシアをより身近に感じることができました。

88日 第4回目 ヘマ ガルベス 氏(スペイン)】
スペインの歴史とその時代のポップカルチャーについて、ヘマさんのお祖母様とお母様の体験と重ね合わせながら、お話をしていただきました。ヨーロッパと聞くと、一括りで考えてしまいがちですが、長年の独裁政権など、スペイン特有の歴史的背景とその歴史に色濃く影響を受けたポップカルチャーがあることを知りました。努力した祖父母世代と自由や安定を成し遂げた両親の世代、そして経済危機によって将来への不安を抱かざるをえなかったミレニアム世代の、スペインにおける世代間差についても知ることができました。

今回は、外国文化講座については初めてのオンライン開催でしたが、オンライン開催であればということで、普段は協会まで足を運ぶのが難しい方にも、ご参加をいただくことができました。

国際交流員の皆さま、そしてご参加いただいた参加者の皆さま、ありがとうございました!

 


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