地域日本語学習支援者オンライン情報交換会を実施しました!
- 公開日:2020年07月18日
7月11日(土)に地域日本語学習支援者オンライン情報交換会を開催し、県内外の日本語ボランティアなど17名の方にご参加いただきました。当協会では初めてWEB会議システムZOOMを活用して事業を実施しました。
情報交換会では、NGOふくやま日本語教室「ともだちひろば」の代表を務める宮野宏子氏をファシリテーターとしてお迎えし、日本語学習支援の場面でのオンラインの活用事例を学びました。
外国人住民への日本語学習支援に活用できるZOOMの機能(画面共有、グループ分け機能、ホワイトボード、チャット、スクリーンショット)について、実際に参加者で体験しながら学びました。また、インターネットニュースを読む、テーマを決めて話す、間違い探しで日本語の表現や文法を学ぶなど、オンラインだからこそ気軽にできる日本語学習支援の手法についてご教示いただきました。最後に、オンラインで今後どのような日本語学習支援が行える可能性があるか、参加者同士で意見交換を行いました。
宮野ファシリテーターが最後に、コロナ禍の中で実施したオンラインによるおしゃべり会や、困りごとの聞き取り活動を通して、学習者からいろいろな相談事が寄せられたことから、日本語教室は「お互いが顔を見て安心する場」でもあり、日本語教室は何をするところか今一度考えていきたいとお話されたことがとても印象的でした。
◆参加者の方からいただいた感想の一部をご紹介します。
・県内外問わず、いろいろな教室の方の意見が聞けて参考になった
・学習者の立場でオンライン講座を体験できてよかった
・「対面学習の代替方法」としてではなく、「オンラインだからこそできることにチャレンジする」というスタンスで取り組むべきだということが分かった
当協会は今年度山口県から委託を受け、県内の外国人住民が日本語を学習できる環境の充実を図るため、地域日本語教育推進事業を実施しています。当該事業では、日本語教室が開催されていない市町でのモデル日本語教室の実施、日本語ボランティアの入門講座・スキルアップ講座、「やさしい日本語」講座、地域日本語学習支援者の情報交換会等を開催していく予定です。各講座の詳細は決定次第、ホームページ等でお知らせしますので、事業の推進につきまして、皆様のご理解とご支援をお願いいたします。