インターンシップ2018 in YIEA (後半)
- 公開日:2018年10月03日
夏のインターンシップの後半Bグループは、山口県立大学より6名の学生がチャレンジしてくれました。
6名は、ワークショップで多文化共生の地域づくりの為のイベントを一から考えたり、災害時外国人サポーター養成講座に参加したりしました。
そんなインターンシップ実習生の方々の感想を紹介します。(抜粋・要約)
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3日間のインターンシップで、山口県に住んでいる外国人の方々を支援する事業には、現実に生じている問題やそれぞれの需要に応じて様々なものがあることを知りました。特に「災害時外国人サポーター養成講座」では、災害時多言語支援センターの開設と運営のロールプレイを通して、私自身が最も興味のあった災害時の対応について多くのことを学びました。災害時には、「言葉の壁」「制度の壁」「心の壁」が高くなることを知り、日頃からその壁を低くすることの必要性を感じました。私自身がまだ日本人の視点からでしか物事を捉えきれていないことに気づかされた3日間でした。
(山口県立大学2年 荒瀬 直美)
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3日間を通して今までしたことのないことを沢山経験し、自分の無知さや無力さを痛感しました。しかし、それに気づけたことは、これからの生活でそのことを意識するきっかけにもなりました。また、国際交流員の方々の実際の声を聞き、普段自分たちが当たり前だと思っていることが当たり前ではないのだと気付かされました。最終日の「災害時外国人サポーター養成講座」では、「同じ災害を皆受けているのに、外国人だからといって逃げ遅れることがあってはならない」という言葉を聞き、共感を覚えました。災害が多い日本だからこそ、今後重点的に考えていく必要があると感じました。
(山口県立大学3年 伊藤 端希子)
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外国人の立場に立って改善策や対応を考えることは容易ではありませんでしたが、普段の生活では知り得ない、また想像もしないことを知ることができ、とても良い経験でした。相手の立場に立って物事を考えることの大切さを改めて感じました。外国人も日本人も、お互いに相手の立場を理解できて初めて「多文化共生」が実現するのだと思います。まずは、日本人が外国人や海外のことに興味を示し、理解をすることが重要だと思いました。この3日間を通して、今後生きていく上で外国人の方と助け合うことは必要不可欠だということを再認識しました。
(山口県立大学2年 上田 結子)
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この3日間を通して、日本人側の外国人受け入れの体制や配慮をもっと見直し、改善していく必要があると痛感し、自分なりにどのような配慮ができるのかを考えることができました。最終日の「災害時外国人サポーター養成講座」では、普段からの日本人と外国人のコミュニティ、国際交流の場が大切になってくるのだと考えました。その関係作りの為に、今よりももっと積極的に国際交流の場を増やしたくなりました。今回の経験を、現在学んでいる日本語教育の今後の実習や、技能実習生に向けての資料作成などに活かしていきたいと思います。
(山口県立大学2年 小西 優果)
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3日間で一番印象に残っているのは、JICAの方によるワークショップでした。その中で、実際に世界で何が起こっているのかを知り、また日本に来た外国人の気持ちを理解することができました。私たちの知らないところで、多くの外国人が悩みを抱えていることも知ることができました。また今回のインターンシップでもう一つ印象深かったことは、「やさしい日本語」は外国人だけでなく子どもや障害者にとっても優しい/易しいということです。「国際協力」というと、日本人が外国人の為に何かをするというイメージでしたが、これは日本人にとっても役に立つものだということは意味のあることだと思います。人種や国籍に関係なく、誰もが暮らしやすい山口になるといいなと思いました。
(山口県立大学2年 崎山 雅)
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将来、日本に来る留学生の支援をする仕事を志す私にとって、今回の経験はどれも興味深く、為になる情報ばかりでした。まず、「やさしい日本語」を通して、表現や伝え方の工夫が重要だということに気づくことが出来ました。また、「多文化共生」について考えたことで、お互いの文化を尊重し合うこと、また相手のことを知ろうとする姿勢はとても大切だと再確認しました。最終日の「災害時外国人サポーター講座」は、普段考えることのなかった外国人への対応について考える機会となりました。日本に来て分からないことの多い外国人には、まず「伝える」ことを大切にしなければいけないと感じました。
(山口県立大学2年 三上 詩歩)
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