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活動報告

コミュニティ通訳ボランティア講座を実施しました!

  • 公開日:2019年10月05日

9月28日(土)に「コミュニティ通訳ボランティア講座」(医療分野)を実施し、通訳・翻訳サポーター登録者の方など、約30名の方に受講していただきました。

午前の部では、日米の看護師資格をお持ちの日本医療学園付属東亜看護学院看護専任教員であるデイビス千春さんを講師にお招きし、日米の医療事情の違いをご紹介いただき、医療現場での通訳の現状や備えについてなど、事例を交えながら学びました。

また、当協会の通訳・翻訳サポーター(ベトナム語)であるター・タン・フェンさんから、外国人住民が日本で医療受診をする際に困ったことや驚いたことなど実体験をご紹介いただき、文化通訳の重要性について理解を深める機会となりました。

午後の部では、医療通訳研究会(MEDINT)代表であり兵庫県国際交流協会スペイン語通訳相談員の村松紀子さんをお招きし、医療通訳で必要な技術や知識等のお話をお聞きし、英語、中国語グループに分かれて、医療受診場面の通訳演習を行いました。通訳の事前準備やロールプレイ等による継続的な練習の大切さを実感を伴って学ぶ機会となりました。

村松さんの「病気になったときくらい、母語で安心して医療を受けられる日本社会でありたい」という言葉がとても印象的でした。

豊かなご経験に基づきコミュニティ通訳についてご教授いただきました講師の皆様、そしてご参加いただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました!

☆来年度も通訳・翻訳サポータースキルアップ講座の実施を予定しております。

*コミュニティ通訳とは?

日常生活の様々な場面(行政窓口・教育・医療・福祉・各種相談・市民交流活動等)での通訳。言葉だけではなく、文化(制度の違い等)の橋渡しを行い、地域で暮らす外国籍住民が円滑なコミュニケーションができるよう支援します。

*山口県の在住外国人は16,591人(2018.12現在、法務省在留外国人統計より)で増加傾向にあります。その中で、日本語が分からないために公的サービス等にアクセスできない外国人住民の方からの相談を「やまぐち外国人総合相談センター」にて数多く受けております。当協会では、年間を通して、通訳・翻訳ボランティアとして活動いただく「通訳・翻訳サポーター」を募集しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

 


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