山口市役所「外国人住民への対応力向上研修」が開催されました。
- 公開日:2019年10月29日
10月16日(水)に山口市役所で職員を対象にした「外国人住民への対応力向上研修」が開催され、当協会の職員が講師を務めさせていただきました。午前・午後、各2時間の講座で、約100名の方にご参加いただきました。
前半は、外国人住民の状況、多文化共生の概要、県内外の自治体の多文化共生の取組、外国人住民が直面する3つの壁、山口県国際交流協会の事業等についてお話しました。また、多言語音声翻訳アプリのなどのツールの紹介も行いました。
後半は外国人に伝わりやすい「やさしい日本語」について学びました。「やさしい日本語」作成の説明の後、実際の市報に掲載されている「離乳食スタートアップ講座」のお知らせを「やさしい日本語」にする作業を体験していただきました。「離乳食」「先着順」「託児」という言葉の言い換えなど、皆さん真剣にワークに取り組んでいただきました。「やさしい日本語」の活用によって、外国人住民とのコミュニケーションがより円滑になることを願っています。
県内在住の外国人数は16,591名(平成30年末)、外国人労働者数は7,723名(平成30年10月末)、外国人観光客数は457,997名(平成30年)と、いずれも過去最多となっており、外国人住民への支援や多文化共生の取組の充実が求められています。
全課の職員の方を対象にした多文化共生に係る研修会の開催は、県内の自治体で初めての取り組みです。研修にご参加いただいた山口市役所の職員の皆様、企画をしてくださった山口市職員課・国際交流課の皆様ありがとうございました。今後の山口市の多文化共生の取組に期待しています。