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国際活動団体等からのお知らせ・イベント

第17回「草枕」国際俳句大会作品募集中

  • 公開日:2012年06月01日

「草枕」国際俳句大会は、夏目漱石来熊100年記念事業として2008年に創設された国際色豊かな俳句大会です。
第17回大会の作品を募集しています。

俳句の部(一般部門、ジュニア部門、外国語部門)と、俳画の部で作品を受け付けています。

詳しくはホームページでご確認ください。

kusamakura

第16回の外国語部門入賞作品

「草枕」大賞(1人)
Kusamakura Taishou
(Grand Prize)

no-go zone

the twinkle of stars

in the Ukedo River

ここからは立入禁止
請戸川に
星がまたたいて

George Swede
ジョージ スウィード
(カナダ)

講評(comment)

Human and eternal spheres intersect in a traditional form, a river reflecting stars — the tragedy of the Fukushima Reactor plant is fresh in our minds in this haiku of social consciousness (shakaisei), indicated by “no-go zone.” The first line orients readers to those news photos of red circles around a bull’s-eye target, graphically symbolizing various zones of suffering and catastrophe. While there may be irony in the seemingly impassive “twinkle” of stars, on the other hand there exists a connection to an ancestral knowing, eternal time — the deep and abiding cultural resources of the haiku form itself a form of cultural capital: this too shall pass.

この作品では人間世界と宇宙の永遠の世界が川に映る星影という昔ながらの言い方の中で交差している。ここで「立入禁止」で示される福島原発の悲劇を詠う作品は社会詠のハイクとして新鮮である。まず一行目で読者はニュース写真で出てくるようなその向うは苦悩と破局の立入禁止区域を示す赤い丸印の場面を思いだす。そして見かけは無表情の星の「またたき」といったアイロニー的な表現ではあるが、他方で祖先からの知恵や永遠の時間への繋がりを存続させている。この繋がりとは奥が深く変わることのない文化遺産であるハイク形式そのものなのである。

<お申し込み・お問い合わせ先>

「草枕」国際俳句大会実行委員会事務局

〒860-8601
熊本市中央区手取本町1-1
文化振興課内
「草枕」国際俳句大会実行委員会
事務局
TEL(096)328-2039

http://kusamakura-haiku.jp/


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