講演会「外国人パワーで地域を豊かに~多文化共生のまちづくり~」を開催しました
- 公開日:2014年07月04日
6月28日(土)に講演会「外国人パワーで地域を豊かに~多文化共生のまちづくり~」を開催しました。当日は、一般県民、自治体職員、大学生、外国人住民、通訳ボランティア、日本語ボランティア、自治会関係者、国際活動団体、NPOの方など、63名の方にご参加いただきました。
講師として(特活)多文化共生センター大阪代表理事の田村太郎氏をお迎えし、第1部の講演では、世界や日本における多文化共生の状況、日本で暮らす外国人の概況を踏まえながら、地域で多文化共生を進めるためにどのようなことが必要かということについて、ご講演をいただきました。課題として、日本では多くの外国人が暮らしているにもかかわらず、法制度の不備や社会資源の不足、市民の認識が変わっていないというお話がありました。また、多文化共生は外国人のためだけではなく、日本の社会にとって不可欠で、外国人が住みやすい地域は日本人にとっても住みやすいというお話が、参加者の皆さんにとって特に印象的だったようです。
第2部では、講演を聴いて感じたことや疑問に思ったことをグループで話し合っていただき、キーワードとなる言葉をグループごとに発表していただきました。意見交換では、「留学生の就職先が少ない」、「多文化共生は自分たちのためでもある」、「外国人にとって山口は住みやすいのか?」、「外国人キーパーソンと仲良くなるには?」といった感想や質問が出ました。
多様な担い手が活躍できる多文化共生の地域づくりのために、国際交流協会では今後も山口県の多文化共生の推進に取り組んでいきます。
*多文化共生とは?
国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと