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YIEAからのお知らせ・イベント

災害時の外国人支援講座(防府市)を実施しました!

  • 公開日:2016年06月30日

 

当協会では平成24年度から災害時に外国人を弱者にしないための取り組みを行っています。今年度は支援者向けの講座として、防府市と共催で6月25日(土)に「災害時の外国人支援講座」を実施しました。講座当日は自治体職員、防災関係者、国際活動団体、自主防災会、NPO、日本語ボランティア、外国人住民、一般県民の方など、41名の方にご参加いただきました。

 

はじめに、講師の多文化共生マネージャー全国協議会 副代表理事の高木和彦さんに、「災害時の外国人支援~熊本地震の支援活動から見えてきたこと~」と題し、ご講演をいただきました。4月に発生した熊本地震で外国人支援の活動を行われた際に開設された「多言語支援センター」の運営の様子や、実際に外国人住民から受けた相談の例などをお話しいただきました。

 

災害が起こった際に外国人は誰もが困ること+外国人特有の問題(情報の格差・日本人に比べて防災に関する知識が少ない・地域との関わりが少ない等)があるということや、外国人住民に支援者になってもらうためには日頃からの取り組みが大切だということ、災害時に外国人が直面する3つの壁(言葉の壁・制度の壁・心の壁)について学ぶことができました。

 

講演の後、「今できていること、これから備えること」というテーマでワークショップを行い、最後に各グループに発表していただきました。「これから備えること」では、顔の見える関係づくり、難しい用語をやさしい日本語・多言語にする工夫、外国人住民の把握、関係機関とのネットワークの構築、楽しいイベントを盛り込んだ外国人住民のための防災教室の開催といった意見が挙げられました。

 

7月9日(土)に下関市でも「災害時の外国人支援講座」を開催します。下関市の講座では、災害時に外国人に分かりやすく日本語で情報を伝える方法として注目されている「やさしい日本語」について学びます。まだ少し定員に空きがありますので、参加をご希望される方はお早めにお申し込みください。

*お申し込みはこちらから

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