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YIEAからのお知らせ・イベント

災害時の外国人支援講座(第2回)を実施しました

  • 公開日:2014年08月13日

8月9日(土)に外国人などに対して分かりやすい日本語で情報を伝える「やさしい日本語」をテーマに、第2回目の「災害時の外国人支援講座」を実施しました。

 

まず、講師の多文化共生リソースセンター東海代表理事の土井佳彦さんに「やさしい日本語」についてご講演をいただきました。「やさしい」には、「易しい」と「優しい」の両方の意味があること、人によって分かりやすいかどうかという基準が異なること(漢字圏の外国人にはひらがなのみよりも漢字があった方が分かりやすい等)、外国人に要援護者ではなく支援者になってもらう取り組みが大切であることといったお話がありました。また、他の地域で「やさしい日本語」を自治体のホームページや市報、避難所の表示等に活用している事例などもご紹介いただきました。

 

講義の後、グループワークで「やさしい日本語」の書き換え練習を行いました。「火気厳禁」「入浴時間」「支援物資配給」といった言葉を、「やさしい日本語」を使った案内表示にしました。また、避難所などで外国人被災者に「やさしい日本語」で話す会話の練習も行いました。

 

参加者の方からは、「やさしい日本語は外国人だけではなく、日本人(高齢者、障がい者、子どもなど)にも有効だと感じた」「日頃からの準備が大切だと思った」「やさしい日本語にすることの大切さが分かった」「分かりやすく伝えるのは難しい」といった感想をいただきました。

 

当協会では今後も外国人を災害弱者にしないための取り組みを進めていきます。

saigai


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