災害時の外国人支援講座(下関市)を実施しました!
- 公開日:2016年07月16日
7月9日(土)に山口県・下関市と共催で「災害時の外国人支援講座」を実施し、当日は自治体職員、防災関係者、国際活動団体、自治会、日本語ボランティア、外国人住民、一般県民の方など、28名の方にご参加をいただきました。
今回の講座では、災害時に外国人に分かりやすく簡単な日本語で情報を伝えることができる「やさしい日本語」について学びました。
はじめに、講師の多文化共生リソースセンター東海 代表理事の土井佳彦さんに、『災害時に役立つ「やさしい日本語」~一人でも多くの人に情報が伝わるために~』と題し、ご講演をいただきました。講演の中では、災害時に外国人がどのような課題に直面するか、なぜ外国人に「やさしい日本語」が有効なのか等についてお話いただきました。また、「やさしい日本語」を勉強・活用するためのアプリやホームページ、他県での取り組みもたくさんご紹介いただきました。
講演の後、実践練習として「やさしい日本語」のワークショップを行いました。まずは会話編として、日本人と外国人住民という設定でペアになり、「やさしい日本語」で話してみる練習をしました。初めはどう伝えたら良いのか皆さん悩んでいましたが、何度か練習をして、以前よりスムーズに「やさしい日本語」で話せるようになりました。次に、読み書き編として、グループで難しい用語(火気厳禁・喫煙所・救護所など)を「やさしい日本語」に書き換えるワークを行いました。写真のとおり、難しい言葉が以前より簡単に分かりやすくなりました。
「やさしい日本語」の「やさしい」には「優しい」・「易しい」という二つの意味があり、子どもや高齢者、障がい者とのコミュニケーションにも有効だと言われています。これからもっと山口県で「やさしい日本語」が普及していくことを期待しています。