日本語ボランティア講座第2回目を開催しました!
- 公開日:2015年09月10日
9月5日(土)に、萩市で「日本語ボランティア講座」の第2回目を開催しました。
第2回目は《実践編》として、初級日本語の教え方について実践を交えながら学びました。講師は、前回に引き続き、日本語クラブ山口代表の吹屋葉子先生です。当日は、21名の方のご参加がありました。
「音声を教える」「文字を教える」「語彙を教える」「文法を教える」4つを主な柱として進行しました。
冒頭では、「やかん」という単語、皆さんならどのように説明しますか?という問いかけがありました。「お湯を沸かす台所の道具」では鍋も想像できます。説明に正解も不正解もなく、十人十色の表現方法で、使い道や形状などいかにかみ砕いて分かりやすく伝えるのか、相手の立場に立って表現することの大切さや日本語ボランティアの必要性を実感することができました。
4~5人のグループを作り、先生役と生徒役でフラッシュカードなどの教具を使いながら互いに問題を出し合い、フォローをし合いながら、日本語教室の実際について学びました。
また、日本語クラブ萩代表の中嶋先生からは、萩教室の活動などの紹介や実態についてお話していただきました。
漢字の学習に対してハードルが高いと感じる外国人も少なくないと思いますが、自分のことを知らせる「名前」「住所」「電話」や、危険を避けるための「入口」「危険」「要冷蔵」など、生活する上で“命に関わる漢字”は早い段階で理解できるように導いてあげることの重要性を再認識することもできました。
本講座を通して、日本語ボランティアについてご興味を持っていただけたら嬉しく思います。
山口県内全体を通して、日本語ボランティアの方が不足しているのが現状です。
県下7ヶ所で行っている『外国人のための日本語講座』やその他の日本語教室でも見学が可能です。
少しでもご興味のある方は、各教室代表または当協会までお気軽にお問い合わせ下さい。
◆外国人のための日本語講座(岩国・周南・防府・山口・宇部・萩・下関)
http://www.yiea.or.jp/foreigners/nihongo_kouza.html(外国人のための日本語講座」日程)
◆その他の日本語教室
http://www.yiea.or.jp/foreigners/nihongo_kouza.html(そのほかの日本語教室)