タブカフェ(マレーシア)「地球の多様性を感じる場所-マレーシア・ボルネオ島」を実施しました!
- 公開日:2016年08月24日
8月20日(土)に山陽小野田市と共催で多文化共生国際カフェ(タブカフェ)マレーシア「地球の多様性を感じる場所-マレーシア・ボルネオ島」を開催し、30名の方のご参加がありました。
今回の講師は、青年海外協力隊としてマレーシアのボルネオ島で村落開発普及員の活動をされていた山口県JICAデスクの木下愛さんです。
はじめに参加者全員でマレー語の自己紹介とマレー式の挨拶を体験した後、木下さんにマレーシアとボルネオ島についてご紹介いただきました。多民族・多宗教のマレーシアに住むマレー系マレーシア人・中華系マレーシア人・インド系マレーシア人・原住民族の人々の生活の様子、自然溢れるボルネオ島の人々の日々の暮らしについて、写真を沢山見せながらお話してくださいました。
後半は、食品や日用品にも多く使用されているパーム油のことについて、ワークショップを行いました。日本で使われている植物油の4分の1はパーム油で、その約85%がマレーシアとインドネシアで生産されているそうです。大規模なプランテーションの影響で川の汚染や生態系の破壊が進んだり、生産者が強い農薬の中で危険な作業に従事したりしていることについて、写真やワークを通して学びました。木下さんが2年間の青年海外協力隊の活動を振り返りながら、「“支援”ではなく、現地の人々が持っている力を引き出す・当事者から発する力をサポートするエンパワーメントが大事」「“違うこと”は多様性の証しで、相手を知ろうとする気持ちが大切」とお話されていたことが特に印象的でした。
今回のタブカフェでは、木下さんが赴任されていたマレーシア・サバ州のお茶で、ウーロン茶のようなすっきりとした味が特徴の「サバティー」を参加者の皆さんに味わっていただきました。
今後もタブカフェは県内各地で開催していきます。皆様のご参加をお待ちしています!