コミュニティ通訳ボランティア講座を実施しました!(平成29年度)
- 公開日:2018年03月07日
2月24日(土)にコミュニティ通訳ボランティア講座を実施し、通訳・翻訳サポーター登録者の方など、計32名(見学者含む)の方に受講していただきました。
京都市国際交流協会の行政通訳・相談コーディネーターで、多言語コミュニティ通訳ネットワークmcinet共同代表でいらっしゃる飯田奈美子氏を講師にお招きし、ご講義と通訳演習を行いました。
前半は多文化共生とコミュニティ通訳の基礎知識についてご講義いただき、医療通訳士倫理規定に基に、通訳の様々な場面を想定したケーススタディを実施しました。後半では、山口大学助教のキラ・アダムス氏(英語)、山口県国際交流員のペ・ユンジュ氏(韓国語)、房倩倩氏(中国語)、ヘマ・ガルベス氏(スペイン語)に外国人役を務めていただき、転入の際の行政窓口と転校の際の学校現場でのやりとりや手続きの場面を想定し、ロールプレイングを行いました。
講師の豊かなご経験を元に、課題を交えながら実践的な内容に取り組めたことで、コミュニティ通訳を行うにあたって必要な具体的な対策と対応について考える良い機会となりました。
参加者からは「通訳を行う際に具体的に留意すべき事、通訳としての心構えを学ぶことができて良かった。」「様々な視野からコミュニティ通訳ボランティアについて考え、実践できた充実した時間だった。」など感想をいただきました。
本講座にご協力いただきました講師の皆様、そしてご参加いただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました!
☆来年度も通訳・翻訳サポータースキルアップ講座の実施を予定しております。
*コミュニティ通訳とは?
日常生活の様々な場面(行政窓口・教育・医療・福祉・各種相談・市民交流活動等)での通訳。言葉だけではなく、文化(制度の違い等)の橋渡しを行い、地域で暮らす外国籍住民が円滑なコミュニケーションができるよう支援します。
*山口県の在住在国人人口は14,953人(2017.6現在、法務省在留外国人統計より)で依然増加傾向にあります。その中で、日本語が分からないために公的サービス等にアクセスできない外国人住民の方がいらっしゃいます。山口県国際交流協会では、年間を通して、コミュニティ通訳ボランティアとして活動いただく「通訳・翻訳サポーター」を募集しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。