コミュニティ通訳ボランティア講座を実施しました。
- 公開日:2013年03月06日
2月23日(土)にコミュニティ通訳ボランティア講座を実施し、通訳・翻訳サポーター登録者など、35名の方に講座を受講していただきました。
●山口県の国際化の現状
担当者が山口県の国際化と県内の在住外国籍住民の方々へのサポート等についてお話ししました。
●日本と海外の医療制度の違い
山口県JICAデスクの森友愛さん、県国際交流員のホルヘ・ガルエ(スペイン)さん、崔路(中国)さん、キラ・アダムス(米国)さん、辛裕美さん(韓国)さんに、日本や海外で医療機関を受診した際の体験や、各国と日本の医療制度の違いについてお話していただきました。医療制度の違い(外国籍住民の文化背景の違い)を知ると共に、外国人の方は、まず病院探しに困ることや、擬音語や擬態語・医療の専門用語に不安を感じていることなどが分かりました。
●通訳の心構え
通訳案内士(中国語)の髙原尚子さんに通訳の心構えについてお話ししていただきました。コミュニティ通訳と医療通訳者の違いや、通訳の際に気をつけること等についてお話いただき、通訳をする上での基礎を学びました。
●通訳ロールプレイ
英語(スペイン語)、中国語、韓国語のグループに分かれて、初診の外国人患者の方と総合病院で会い、受付を済ませるまでのロールプレイを体験しました。大勢の方の前でのロールプレイは非常に緊張しますが、皆さん積極的にロールプレイに参加されていました。
*コミュニティ通訳とは?
日常生活の様々な場面(行政窓口・教育・医療・福祉・各種相談・市民交流活動等)での通訳。言葉だけではなく、文化(制度の違い等)の橋渡しを行い、地域で暮らす外国籍住民が円滑なコミュニケーションができるよう支援します。
*山口県国際交流協会では、年間を通して、「通訳・翻訳サポーター」を募集しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。