1. トップページ
  2. YIEAからのお知らせ・イベント
  3. インターンシップ2016夏 in YIEA(其の一)

YIEAからのお知らせ・イベント

インターンシップ2016夏 in YIEA(其の一)

  • 公開日:2016年09月07日

8月26日(金)から28日(日)の3日間、4人の大学生が山口県国際交流協会でのインターンシップにチャレンジしてくれました。

「外国人に伝える!伝わる!やさしい日本語講座」と「外国人住民のための防災教室」のお手伝いやワークショップなどに参加してもらい、3日間でどのような体験ができたのか、インターンシップ実習生の方々の感想を紹介します。

 

************************************

1日目は、国際交流協会の全体概要と個別業務の紹介、JICA事業の紹介、CIRによる中国・スペイン・韓国の紹介、「外国人から見た山口のココが不満!その改善策は?」というテーマでCIRとのワークショップ、民族衣装の試着があった。JICA事業の紹介では、JICAの活動には青年海外協力隊だけでなく、日系社会青年ボランティアや、シニア向けのボランティアもあることを知った。また、派遣前には研修があることや、様々な活動分野があることも知った。自分には海外に行って支援をする技術や能力がないため今までJICA事業に参加することに抵抗があったが、自分にもなにかできることがあるかもしれないと思った。

2日目は、新聞チェックと、『外国人に伝える!伝わる!「やさしい日本語講座」』という講座の準備、講座内容のワークショップへの参加があった。新聞チェックでは、日本と他国とのこれからの関係が予測される記事や国内の政治や経済に注目しながら読む方法を教わった。今まで新聞を漠然と読んでいたため読んでも記憶に残らないことがあったが、この方法を教わって以来、他国との国際情勢はどうなっているのか、また、国内では何が起こっているのか、何が起ころうとしているのかを考えながら読むようになったため、一度読んだだけでも記憶に残り、そのことについて考えるようになった。「やさしい日本語講座」では、「迷惑」という言葉で行動が変えられることや、「並ぶ」ことが自然にできることが日本人だけだということを知り、非常に驚いた。日本では常識と考えられていることが他国では通用しないことがあることは分かっていたが、本当に常識が覆されて、他国で育った人とコミュニケーションをとる際はこのようなことに留意して話す必要があることを学んだ。

2日間のインターンシップは多くのことを知り、そして学ぶ、刺激的なものだった。社会で働くということや山口県国際交流協会について知るだけでなく、新しい考えやものの見方も知る貴重な経験だった。

(山口県立大学3年 山内菜々美)

 

国際交流協会といえば、外国人住民向けの事業を行う団体と思っていたが、外国人だけでなく、日本人向けにも国際理解を広げるために、様々な活動を行っている事が分かった。その中でも「多文化共生」という言葉が非常に印象に残った。グローバル化に伴い、外国人と日本人が一緒に幸せに暮らせるようにするにはどうしたら良いか考えることは、日本や中国だけでなく世界的に大きな課題となる。留学生として、中国と日本の違いを常に感じているが、たくさんの日本人が外国人とコミュニケーションをとるために「やさしい日本語講座」を受講し、外国人にわかりやすく情報を伝える心構えやコツを一生懸命学ぶ姿や、協会の職員たちが、事業を実施する上でいろいろ工夫している姿を見て、私ももっと勉強したい気持ちが強くなり、国際交流の力になりたいと思った。

(山口大学3年 馮琳)

 

初日の国際交流員の方々とのグループ討論では、国際交流員の方々に自国の状況と比較しながら意見を提案していただいたため、各国の文化や慣習などを深く理解することができた。また、私自身はグループ討論の進行役を務めることで,議論を発展させるためのコミュニケーション能力を養成することに繋がった。

最終日に岩国で開催された「外国人住民のための防災教室」では、海外の方に災害時に必要なものを英語で説明していく中で、自身の語学力を少なからず高めることができた。

私は、3日間という僅かな期間の中で多くの日本人、あるいは海外の人と触れ合い、コミュニケーション能力と国際感覚を養うことができた。

(山口大学2年 大藤至)

 

「やさしい日本語講座」では、伝える相手が瞬時に判断できる日本語に決められた答えはないことを知ることが出来た。「外国人住民のための防災教室」では、英語で外国人と共に防災についての講義を受け、実際に消火器を使った消火体験をし、消防車・救急車の見学ができ、とても貴重な体験をさせて頂いた。この日本語講座や防災教室を受けたことで、多文化共生社会とは何かについて考え、知ることができた。

このインターンシップに参加して、国際交流について様々な視点から考えることができ、より関心が深まった。

(山口県立大学2年 小原寧音)

IMG_0624

IMG_0612

IMG_0654


一覧に戻る