「外国人に伝える!伝わる! やさしい日本語講座」を実施しました!
- 公開日:2016年09月06日
8月27日(土)に周南市と共催で「外国人に伝える!伝わる!やさしい日本語講座」を実施し、一般県民、自治体職員、大学関係者、日本語ボランティア、観光ボランティアの方など、37名の方にご参加をいただきました。
(公財)横須賀市産業振興財団 事務局次長・地域国際化協会国際化推進アドバイザーの松本義弘さんを講師にお迎えして、外国人に分かりやすく伝える方法として注目されている「やさしい日本語」について学びました。講演では、「やさしい日本語」の考え方だけではなく、相手に意味を伝えるために文化の違いを通訳する「文化通訳」の必要性についてのお話もありました。
講座の後半は、「常備薬」「乳児のいる家庭」「社会福祉協議会のボランティアによる炊き出しがあります」等、難しい単語や文章を「やさしい日本語」に書き換えるワークショップを行いました。
最後に講師から、情報の発信者が「どんな人に」「何を伝えたいのか」を優しい心根でイメージすることが大切だと教えていただきました。
講座のアンケートでは、「情報を引いて足すことが参考になった」「これからやさしい日本語を活用していきたい」「文化の違いを知るというよりは、自分の知識・経験が他の人と違うことを知ることが大事だということに気づいた」「優しい気持ちを持って相手に接することは、外国人に限らず大切なことだと思った」等のご感想をいただきました。
「やさしい日本語」は外国人だけではなく、子どもや高齢者、障がい者の方などにも分かりやすいと言われています。多様な背景を持つ人にとって、より今の社会が“易しく”・“優しく”なることを願っています。