(公財)山口県国際交流協会からのお知らせ

コミュニティー通訳ボランティア講座を実施しました!

2月18日(土)にコミュニティー通訳ボランティア講座【通訳基礎編】、2月25日(土)に【母子保健編】を実施し、通訳・翻訳サポーター登録者の方など、計52名の方に受講していただきました。 

【通訳基礎編】

講座の前半では、SES周南英会話にて通訳講師を担当されている講師の田中順子さんに、コミュニティー通訳の基礎知識として、通訳の資質と倫理、多文化理解、心得、実用的な基礎訓練法などを学びました。通訳基礎訓練法として、クイックレスポンス、シャドーイング、サイトトランスレーション、区切り聞き、メモ取りの練習を言語ごとにペアワークを行いました。日本在住のポーランド人女性の来日直後の日本の医療や行政での窓口や手続き対応で受けた印象などを日本語、英語、中国語の音声を聞き、日本語の分からない外国人住民にとって、各窓口で外国語対応があることでいかに時間と不安が軽減されるか考えさせられる時間でした。

後半は国際交流員(米国・中国)と前国際交流員のホルヘ・ガルエさん(スペイン)にお手伝いいただき、実践練習として、言語別に交流員が作成したスピーチを元に簡単な通訳の練習を行いました。

【母子保健編】

講座の前半では、梅光学院大学ボランティアスタッフを担当されている講師の吉田幸美さんに、医療や母子保健通訳の際の心構えや経験談についてお聞きしました。

山口市小郡健康福祉センターの保健師である田中裕子さんからは、母子保健分野における通訳の際の基礎知識として、山口市における具体的な母子保健サービスなどとても役立つお話しをしていただきました。実際に多言語の母子手帳を手に取ることができました。

国際活動団体であるひらかわの風の会の事務局長齋藤凉子さんは、多様な文化に対応しながら献身的に留学生の出産サポートを行っており、その豊かな経験談をお話しいただきました。コミュニティー通訳は言葉だけでなく文化通訳という重要な役割を担っていること、県内でも出産サポート事例が増えていることからコミュニティー通訳ボランティアへのニーズが高まっているなどの現状をお話し下さいました。

後半は、国際交流員(米国・スペイン)にお手伝いいただき、母子保健分野で使われる単語やフレーズ、多言語問診票について学びました。また、言語ごとに分かれ、病院にかかる受診手続き場面(予約~支払、薬の受取り)の通訳練習を行いました。難しい場面もありましたが、実際の現場のようにお互いにフォローし合いながらロールプレイをしました。

本講座にご協力いただきました講師の皆様、そしてご参加いただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました!

☆来年度も通訳・翻訳サポータースキルアップ講座の実施を予定しております。 

*コミュニティ通訳とは?

日常生活の様々な場面(行政窓口・教育・医療・福祉・各種相談・市民交流活動等)での通訳。言葉だけではなく、文化(制度の違い等)の橋渡しを行い、地域で暮らす外国籍住民が円滑なコミュニケーションができるよう支援します。

*山口県の在住在国人人口は14,167人(2016.6現在、法務省在留外国人統計より)で依然増加傾向にあります。その中で、日本語が分からないために公的サービス等にアクセスできない外国人住民の方がいらっしゃいます。山口県においても出産・子育てを希望される方や医療機関にアクセスできない方々のニーズは一層高まっています。山口県国際交流協会では、年間を通して、コミュニティー通訳ボランティアとして活動いただく「通訳・翻訳サポーター」を募集しています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。